近所に住むKくん、25歳。
Kくんとは師弟の間柄、ウソ!
小学生のころ、近くの公園でよく野球を教えたんだよね。
野球はうまかったんだけど、ひ弱な感じ。
今で言う、西武の岸投手のようなタイプかな。
先月末が結婚式の予定だった。
それが直前になって中止
理由は・・・
この結婚話、すべて先方主導で進められてきた。
お相手はエステで働く小学生時代の同級生。
ある日、Kくんの住むアパートに押し掛け、
そのまま一緒に暮らすようになった。
昨年のクリスマス間近。
「プレゼントは指輪がいいわ」と彼女。
「あ、そう!」
素直に従い、指輪を買って渡そうとすると
「この指にはめてよ」
さらに
「指輪を渡す時ってひと言あるでしょう?」
「え? なに?」
彼女の愛読書は『ゼクシー』。
日程と式場がアッという間に決まった。
すべての予定が組まれた後、Kくん、親へ報告。
ビックリしたKくんの親がボクに相談をしてきた。
「当人同士の問題だとはわかっているんだけど、あいつ、彼女にいい様に振り回されて・・・」
「彼女、わたしたちに会っても挨拶ひとつできないのよ~」
ま、嫁が気に入らないって話はよくあること。
要は本人たちのハートの問題なので、Kくんに問えば
「ボクはどっちでもいいんだけど、彼女が結婚したがってるから・・・」
草食
その後、双方の親が対面、話が進むうちに、
見解の相違が鮮明に浮き上がってきた。
育ってきた環境が違うから~~ 好き嫌いは否めない~
「あの親にしてこの子あり、とはよく言ったわよ!」
「あんな家族とは絶対に親戚になりたくない!」
日が経つに連れ、すったもんだが激化。
アハハ・・・
って笑いごとじゃないな。
ボクの意見がけっこう反映されてますから。
ってことで、結局最後は当人同士が
「やっぱ、止めようか~」と・・・
本日、2次会に用意していた品物をもらいました。
キャンセルできず、たくさん余っているそう。
式場のキャンセル料は200万円ほど。
ため息をつく親を、
「たった200万でいろいろ学習でき、さらに未来も明るくなったんだから、安いもんじゃないの?」と励ました。
婚約、快勝
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