2017/01/23

お仕事ください。履歴書です、なんてね。



昨年末にフリーになり、目下、新しいチームを探している。

草野球人口は年々減っていて、どこも人手不足だから、その気になれば、どこかへは潜り込めるだろう。

しかし、世にブラック企業があるように、草野球にもブラック・チームがある。
これがクセモノ。
入ってみないとわからないのだ、内実が。

その有り様は企業に似ているし、国とも似ている。
ひょっとして結婚生活とも似ているかも。
ヤバイぞ、油断するなよ。

民主的なチームもあれば、ワンマン経営者がいるチームもある。
尻に敷かれ、なにも言えないなんてことのないよう、注意しよう。

オタクの所属するチームはどんな感じ?

求職ならぬ、求チーム中のボクの履歴書には・・・

「どこでも守れます」「どこでも打てます」「走力は落ちてます」「声は少し出ます」「たぶん仲良くできます」「たまに遅刻しますが出席率はいい方です」「お茶はつきあいます」「性格はおとなしいです」「特定の彼女はいません」
希望の背番号?
そんなものないですよ、何番でもOKです。

信じてもらえないだろうな。


昨日は助っ人で市川へ行った。
トリプルの要請だったが、さすがにこの時期。
1試合で勘弁してもらった。

2番、セカンド。

3打数2安打。
2打席とも満塁で、三遊間にタイムリー2本、4打点。

名刺代わりの一発というか、非正規なのに正規よりいい仕事しちゃう、みたいな感じかな。
でも「これで合格」と思い込むと、意外と気に入られなかったりするから要注意だ。

前からいるメンバーのポジションを脅かすからね、大型新人は。
も一回言うよ。
大型新人。

アハハ、ブラック選手かもな。



2017/01/21

身の回りで分断が始まっている



トランプ支持の彼氏とヒラリー支持の彼女。
長年付き合っていたカップルが昨年の秋、意見の食い違いを理由に別れてしまったそうだ。

映画『追憶』を思い出したが、ことはそれほどロマンチックではない。

実生活で漂う人間関係の重苦しさ。
米国人は深刻なストレスを抱えながら当分の間、生きていくことになりそうだ。

大統領の就任式の翌日には、各所で反トランプ・デモが開催された。
ワシントンDC50万人、ニューヨーク25万人、ロサンゼルス75万人、シカゴ20万人、ボストン15万人、シアトル13万人・・・。

スーパーZIPと呼ばれる、インテリの富裕層が居住する地域が動員数の上位だ。
中国の理不尽な戸籍格差よりはマシだが、米国内の地域差も深刻ではある。

シアトルで働く人間の平均年収がここ1年で100万円上昇したそうだ。
「やった〜!」などと喜んではいられない。
Amazonの社員が増え、アップルが進出してきて、今やシリコンバレーを凌ぐ勢いでIT企業が増えている。

当然のことながら物価は高騰。
家賃は値上がりし、アパート代が払えず、テント暮らしをしながら通勤している人間も少なくない。
ラーメンごときが1700円だ。

反トランプ・デモを心情的には応援しているが、トランプを支持する側のやり場のない怒りもよくわかる。

「どうすりゃいいのさ このわたし 夢は夜ひらく」

ということで、恋人同士でトランプについて語り合うのは危険だ。
「トランプのTwitter」は無視するに限る。

SNSの世界では、付き合いの薄い人間と交流しながら、古くからの友人を失うことが大いにある。
自戒を込めて言っちゃうけどね。



2017/01/12

この世界の片隅で、きっと、うまくいく





話題の映画3本だ。


「見た? まだ見てないの?」

なんて偉そうなことは言えた義理はないのだが、ついに3本とも見終えたので、あえて言ってしまうぞ。


「なんだ、まだ見てないのか〜?」



まず『シン・ゴジラ』だ。

子供向けではないぞ。
ヘラヘラしているヤツには理解不能かも知れん。
そういう映画だ。

これを観たのは昨年の秋。

「余韻が残る良い出来栄えですよ」
甥っ子がメールで利いた風なコメントを送ってきた。


『新ゴジラ』かと問うたら、「カタカナですよ」と返信がきた。
ってことは名前だな。

ウルトラマン・タロー。
日本だけの配給ならゴジラ・シンだが、海外向けにシン・ゴジラとしたわけか。


「はあ?」


だから「シンゴ・楽」と同じだろ。


「なんですか、それ?」


『この君の名は。』に関しては以前書いた。



要するに、今どきの恋愛では駆け引きが存在しないのだ。

わざと5分 待ち合わせ 遅れてった
それなのに 何故きみは 25分も ぼくを待たせたの

松本隆が1975年に書いた「100ワットの恋人」の歌詞

自慢じゃないが、新宿駅西口で12時の待ち合わせなのに、14時に目が覚めたことがある。
3時間も待ってくれた女の子がいた。

あの娘、どこでどうしているのやら。
いつかすれ違ったら言おう。
「君の名は?」



で、昨日だ。
1月11日、シングルの日。


観てきたぞ『この世界の片隅に』。

のん(元能年玲奈)が声優をやっていた。
序盤は「たどたどしい」と感じた声が、最後はこの声あってこその作品だと思えたほどに、のんがいい。

ヤクザな芸能界・テレビ界に干されている試練も、主人公と重なる。
悲しくてやり切れないのである。

だが、日常を淡々と生きていくことも人生。
腐り切ったヤクザなクソ連中もいずれこの世からいなくなるから、待っててね。

『きっと、うまくいく』

あ、そ〜だ、これ、インド映画なんだけど、この世界の片隅がすごく美しいものだと感じさせてくれるよ。










2017/01/07

HOSONO HOUSE なんてのがあったわけさ



LPレコードがブームらしいね。
米国でも、英国でも、売れているそうじゃないか。

気が付かなかった。

Apple社で働く友人が3人の日本人アーティストのレコードが欲しいと言ってきた。
細野晴臣、佐藤博、横尾忠則。
横尾はジャケットのデザイン作品のことだろう。

「HOSONO HOUSE」

これ、細野が狭山にあった自宅で録音した名盤だ。


昔、狭山には米軍基地があって、軍関係者の住宅をハウスと呼んでいた。
そのハウスが基地返還後に一般に開放され、そこに細野や大滝が住んだ。

ま〜なんていうか、基地には反対しつつも、アメリカ人的な生活やカルチャーに憧れちゃう若者たちがいたわけさ。

恥ずかしながら自分もそのひとりで、米国人の家に遊びに行っていたな〜。

眼下にハイド・パーク(今の稲荷山公園)が広がる「STEVE HOUSE」

かつて神田外語大学で教鞭をとり、今はハイチに住むスティーブ。
元気そうだな〜。
facebookを覗いたが、もう孫がいるのか〜。


プレーヤーは捨てちゃったし、レコードはかける機会がないからApple社員にくれてやるかと一瞬考えたのだが・・・

久しぶりにこの曲を聴いたら、手放すのが惜しくなってしまった。



ここがどこなのか どうでもいいことさ
どうやって来たのか 忘れられるかな
土の香り このペンキの匂い
壁は象牙色 空はガラスの色









2017/01/02

あけまして、ストーカー、おめでとうございます




改めて、
あけましておめでとうございます、なんて、言ってみる。

誰にむかって?

元旦早々、酔狂にもこのブログを読んでくれたキミへだ。
エライぞ、そして、頼むぞ、今年も。


元旦の華屋与兵衛。
親戚どもとお茶をした。

甥っ子が「男はつらいよシリーズ」を15作まで観たと言うので褒めてやった。
ただし、「リリイがいい」と言うので「アホか!」と。

同病相憐れむようなカップルをお似合いと言ってはイカン。

トラが身の程もわきまえず、高値の花に惚れてしまうからいいのだ。

だから
「バカだな〜」
なのだ。

この甥っ子がストーカー被害にあっているそう。
赴任先の大阪から東京へ戻ってきたのだが、7つ歳下の兵庫の女が追いかけてきて、近隣にそのまま居着いて、付け狙われているらしい。

母親と弟が憤懣やるかたない顔をしていた。

「活気があって結構なことだ」と言ってやった。

その話を聞いて、四国で暮らしている息子が
「実はボクもストーカーされてるんだよ」と。
地域のバレーボール・サークルの帰り、一度クルマで送って以来、頻繁にLINEメールが入るそうだ。
40代半ばの子持ちの主婦からだ。

断りを入れ、完全に無視しているそうなのだが、大晦日の夜のメールは、
「星がキレイね」だった。

なんだ、おまえもか。
ストーカー被害にあっている男が身内に二人もいて笑った。

なんだか面白い年になりそうだ。



2017/01/01

波乱に満ちたドラマは続く




さて、2017年の大河ドラマがスタートだ。


米国の大河「プレジデント・トランプ」の始まりは1月20日。
期待を裏切ればシーズン1すら完結しないだろう。


日本の1000兆円借金ストーリー。
「大したことない」と、あえて言わなければならないほどにスリリングな展開。

東京ニーゼロニーゼロ。
最終回の恐ろしさに誰も気付いていない。



ある日、江戸川のほとりにたたずみ膝をかかえて川面を眺めていた。
茜色の夕陽。
黙想する旅人。

するとそこへ一隻の小舟が近づいてきた。

「お〜い」
小舟から誰かの呼ぶ声。

「おいおい、旅のお方。こんなボロ舟でよかったら乗らんかいな」

旅人はニッコリ笑って、
「はい、どうも」
会釈をかえした。

ドラマの第1話は、
新しい仲間との出会い。


アハハ。

昨年はお世話になりました〜。
今年一年、よろしくお願いします!