2017/12/20

釜山がちょっとヤバイぞ



土曜から3日間「釜山」に行ってきた。

韓国は2度目。
「釜山」は始めて。

前回も厳寒の冬場に来たから、韓国はいつも寒いという印象がある。
朝と晩は零下5〜7度。
韓国旅行は毎回苦行だ。

友人Mが仕事で深く関わる「釜山」にはいつか来ようと思っていた。
が、なかなか実現せずにいたところ、急にMから誘われた。

前日にチケットをとり、前日にホテルの予約。
翌日の夜はマッコリを飲んでいた。
近いな、釜山。




成田からエア・プサンで2時間。

対岸には福岡。
「釜山港へ帰れ」の歌もある。

沖に対馬も見える。
船の往来も頻繁にある。

日本との地形的な距離。
歴史的に交流があったことは素直に読み取れる。


最少催行人員6名の招待旅行。

40名近く声をかけたが、あまりに直前で5名しか集まらなかった。
「仕事がある」「休めない」「パスポートがない」「切れている」

「朝方、急に熱を出しちゃえば…?」
説得を試みたが不発。

友人たちはみな勤勉だった。




ソウルが東京だとすると、釜山は大阪だと案内人が言っていた。

位置的にも人柄的にもそうだと。

人懐っこい気質。
確かに出会った人たちは例外なくフレンドリーだった。

内心はわからないが、それは日本人も同じだから、笑顔で接すれば笑顔で返す。
なかなか心地がいい。

こちらも当然のこと、フレンドリーに振る舞う。
振る舞いついでに聞いてみた。

「北に恐怖を感じないか」
「まったく感じない」と笑っていた。

徴兵制があり、年3回の防衛訓練がありながら、随分と余裕があるもんだと感心した。
それがこの地のリアルタイムなのだろう。

情弱はJアラートで机の下にもぐり込む。




15階建ての総合病院をたずねた。

ワン・フロアが美容整形で、エレベーターを降りるとそこだけ別世界。
窓口には「あっ、やってるな」と瞬時にわかる若い受付嬢。

サングラスをした患者が2、3人いた。
エレベーターで他のフロアの患者と遭遇するだろうに気にならないのか。
余計な心配をしてみる。

「ちょいとシワとりを…」
そんな気になったが、それは次回の楽しみにとっておこう。

出入国の際に提示する「整形しました証明書」を発行してくれるらしい。
写真と本人の顔が一致しなけりゃ当然だが、なんかスゴイ話だ。
それも次回の楽しみにとっておこう。

そういえば、身近でそんな例を3人知っている。
いまや昔の顔を思い出せない。




朝昼晩と、たずねた店の料理はどこもべらぼうに旨かった。

「スペシャルメニューなのでは?」
ついつい疑ってしまったが「多少盛りはいいが味付けはいつもどおり」だと。

あきれた。
旨すぎる。

BSの旅番組で芸能人がたまに案内するが、あのガイドは怪しいな。
「おいしい」なんてもんじゃないぞ。

「う〜ん」と唸って声も出ない。
3日間、唸りっぱなしだった。

案内人に聞いたところ、ハズレの店もあるとのこと。
そりゃそうだな。
まあ、そういうことだ。

「釜山」
ヤバイぞ。









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