土曜から3日間「釜山」に行ってきた。
韓国は2度目。
「釜山」は始めて。
前回も厳寒の冬場に来たから、韓国はいつも寒いという印象がある。
朝と晩は零下5〜7度。
韓国旅行は毎回苦行だ。
友人Mが仕事で深く関わる「釜山」にはいつか来ようと思っていた。
が、なかなか実現せずにいたところ、急にMから誘われた。
前日にチケットをとり、前日にホテルの予約。
翌日の夜はマッコリを飲んでいた。
近いな、釜山。
成田からエア・プサンで2時間。
対岸には福岡。
「釜山港へ帰れ」の歌もある。
沖に対馬も見える。
船の往来も頻繁にある。
日本との地形的な距離。
歴史的に交流があったことは素直に読み取れる。
最少催行人員6名の招待旅行。
40名近く声をかけたが、あまりに直前で5名しか集まらなかった。
「仕事がある」「休めない」「パスポートがない」「切れている」
「朝方、急に熱を出しちゃえば…?」
説得を試みたが不発。
友人たちはみな勤勉だった。
ソウルが東京だとすると、釜山は大阪だと案内人が言っていた。
位置的にも人柄的にもそうだと。
人懐っこい気質。
確かに出会った人たちは例外なくフレンドリーだった。
内心はわからないが、それは日本人も同じだから、笑顔で接すれば笑顔で返す。
なかなか心地がいい。
こちらも当然のこと、フレンドリーに振る舞う。
振る舞いついでに聞いてみた。
「北に恐怖を感じないか」
「まったく感じない」と笑っていた。
徴兵制があり、年3回の防衛訓練がありながら、随分と余裕があるもんだと感心した。
それがこの地のリアルタイムなのだろう。
情弱はJアラートで机の下にもぐり込む。
15階建ての総合病院をたずねた。
ワン・フロアが美容整形で、エレベーターを降りるとそこだけ別世界。
窓口には「あっ、やってるな」と瞬時にわかる若い受付嬢。
サングラスをした患者が2、3人いた。
エレベーターで他のフロアの患者と遭遇するだろうに気にならないのか。
余計な心配をしてみる。
「ちょいとシワとりを…」
そんな気になったが、それは次回の楽しみにとっておこう。
出入国の際に提示する「整形しました証明書」を発行してくれるらしい。
写真と本人の顔が一致しなけりゃ当然だが、なんかスゴイ話だ。
それも次回の楽しみにとっておこう。
そういえば、身近でそんな例を3人知っている。
いまや昔の顔を思い出せない。
朝昼晩と、たずねた店の料理はどこもべらぼうに旨かった。
「スペシャルメニューなのでは?」
ついつい疑ってしまったが「多少盛りはいいが味付けはいつもどおり」だと。
あきれた。
旨すぎる。
BSの旅番組で芸能人がたまに案内するが、あのガイドは怪しいな。
「おいしい」なんてもんじゃないぞ。
「う〜ん」と唸って声も出ない。
3日間、唸りっぱなしだった。
案内人に聞いたところ、ハズレの店もあるとのこと。
そりゃそうだな。
まあ、そういうことだ。
「釜山」
ヤバイぞ。
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