2016/12/28

ゴメン! ちょっと言い過ぎたよ




2016年がもうすぐ終わる。

今年も恥ずかしきことの数々、ひれ伏してお詫びしたい。

1年1年、歳を重ねたからって立派な人間に成長するわけではない。
どんどん堕落し続けているかも知れない。

臆面もなく偉そうにふるまえるのは、過去に犯した失敗や恥ずかしい行状が、徐々に記憶から遠ざかっているからに他ならない。

情けない話だ。
それなりの覚悟と緊張感がないと、ただのクソジジイになってしまう。
アブナイ、アブナイ。


前回は腹立ちまぎれに書いてしまった。

 大人気なかった。
 反省している。

 傷付けたなら謝る。
 申し訳なかった。

自分にも落ち度があったのかもしれない。
そんな気がしている。
あったとすれば、反省するのはこっちだ。

もう会う機会を失ってしまったことは承知している。
それも人生だ。
元気でいて欲しい。

2017年のボクは他で草野球を続けるつもりでいる。
しかし体力的な衰えはなかなか隠せなくなってきているから、それの克服が課題。

故障上がりの選手みたいに、
「チームに迷惑ばかりかけてましたからね」ポリポリ・・・なんてコメントできるような活躍。柵越えのホームランを打つとか、完封するとか、それを目指したい。

お互い、頑張ろう。






2016/12/24

「不都合な真実」との遭遇




2006年に制作された米国映画「不都合な真実」。
10年たってようやく観た。


今さらだけど、アル・ゴアは随分とイカしていたね。
表情といい、声音といい、主張といい、すごく魅力的な男だ。


ブッシュに負けたことが信じられない。
タラレバだが、もしゴアが大統領になっていたらと思うと残念でならない。
時代遅れの感想で申し訳ない。


それにしても、今回の大統領選挙と重なる。
未来の地球が平穏であることを祈るのみだ。





所属していた草野球チーム、おいらいちぬけた。
こちらもまた「不都合な真実」の発覚だが、かなりセコい話。

欺くことに平然としていられる脳ミソのチームワーク。
付き合いの長さを、信じるものは救われない。

うまく隠れたつもりでも正体はまる見えだ。

ヘイユー!
どんな気分か教えてくれないか?

背筋を伸ばした、まともな数人がチームを去る。
仲良しごっこの蟻地獄、さ〜逃げるんだ。



「これはモラルの問題だ」とアル・ゴアは言う。


「これはマナーの問題だ」とボクは言う



2016/12/21

赤いクルマに乗りますよ

©The secret life of Walter Mitty 


2016年が押し詰まってきた。

あと10日ばかりで終了。

振り返ってみると、今年はなにか釈然としない1年だった。

世界中がどうにもこうにもスッキリしない。

言うまでもないが、日本はますますムラ社会ぶりが顕著。
そこらじゅうに馴れ合いとウソが蔓延している。

赤と青のカプセル、赤と青のクルマでもいい。
青は現状維持、赤は変化。

どちらを選ぶ。

もちろん赤だ。


2016/12/17

国名にLOVEがあって、胸中にLIFEがある



南青山のスロヴェニア大使館に行ってワインを飲んできた。
赤ワイン。

オレのような人間が呼ばれるのは、
少しでもいいからスロヴェニアの知名度をあげたいから。

なので、ちょっとばかしスロヴェニアを紹介する。


スロヴェニアは四国ほどの面積しかない小さな国だ。
簡単に位置を説明しておく。
イタリアの隣だ。

わかるか。

オーストリアクロアチアハンガリーの隣でもある。
4カ国に囲まれている。
そのせいか、目立たない。

SLOVENIAと書く。
Sの次に「LOVE」がきて、NIAと続く。

「愛」のある国ってことで、売り出し中だ。
日本なら、愛知とか愛媛とか。
つまり、だからなんだよ、ということだ。

ドナルド・トランプのカミさん。
いつも隣に立っている、あの派手なお姐ちゃん。
スロヴェニア出身だ。
誤解されると気の毒なので言っておくが、
彼女以外のスロヴェニア人は至って地味だ。

ワインを飲み、ケーキを食べ、観光担当者と名刺交換した。


上の写真に映っている男はイタリア人。
名前は忘れてしまった。
どこかにメモったかな。

場所はクロアチアの首都ザグレブの小さなカフェ。

お互いに旅の途中のショートブレーク。
暇つぶしに、30分ほど世間話をした。


旅の面白さは出会いだ。
それ以外のなにものでもない。

最近観た映画「The Secret Life of Walter Mitty」が最高に良かった。
自分の気分と重なり合うことが多くてほとほと参った。
2日間で3回も観てしまった。

主人公が働くのは、写真誌「LIFE」を発行する懐かしの出版社。
「LIFE」社の掲げるスローガンは・・・

世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから

グッとくる。
触発される。

それでも、旅立つことに迷ったらこの曲を聴け。



Wake Up by Arcade Fire



2016/12/06

クロアチアもいいし、スロヴェニアもいい



クロアチアの小都市。

数年前の写真。
たぶん、今も変わらない雰囲気だと思う。


夏から関わってきた、
「クロアチア、スロヴェニア」のガイドブック作成が一段落。

前回までスタッフに任せきっていたものを、
改めてチェックして、気になった部分をリメイクした。

だいぶ改善されたと思う。

1月発行されるので、その時は紹介する。


スロヴェニア、かなりいい感じだ。
なにがいいのか。
地味なのがすごくいい。

来年、プライベートで行こうか検討中。

オレをしばらく見かけなくなったら、
ブレッド湖あたりで釣りでもしていると思ってくれ。




2016/12/03

いったいぜんたい「君の名は。」とは?



中国全土で一般公開されると知った日にゃ〜、
微博で800万人のフォロワーがいる身としては黙っちゃいられない。

「君の名は。」

大慌てで観てきた。

もともとアニメは、制作者の顔がついつい浮かんでしまい苦手なのだが、
これも例外ではなかった。


ご近所に、60代後半ながらイケイケの奥さまがいる。
団塊世代でリベラルで裕福で大きな家で一人暮らしで、
いまだに「なんでも見てやろう」精神が旺盛なご婦人だ。

時々挨拶をかわす程度の間柄なのだが、戯れにたずねたみたら、
「そんなの公開直後に観たわよ」という。

「さすがですね〜。で、ご感想は?」
聞いてみた。

「ぜんぜん面白く●●●(伏せ字)わよ」ということだった。

同感なのだ。


日本にディズニーランドができる少し前、
会社の仲間たちに
「オレ、ここ辞めて、ドナルドの中に入るから」と吹聴していた。

女子たち数人が「本当に?」と聞いてきたので、
「もちろん。でも、7人の小人かもね〜」とウケを狙ったつもりだったが・・・。

当時、オリエンタルランドが社員募集をしていて、
まだ日本人の大半がディズニーランドがどういうものかを知らず、
LAとフロリダへ行ったことがあり、内容を見知っていたボクの発言は、
かなりリアリティをもって受け入れられたのだった。

「ディズニーランドが始まったら遊びに来てよ。で、ドナルドか小人かに声をかけてね。
たぶん声は出せないから、その時は1回転するから、そしたらそれがオレだから」
と答えておいた。
「うん、わかった〜」と涙目になっていた青森の八戸出身の女子がいた、すごい時代だ。

ものごとはロマンチックに想像したほうが幸せかもしれない。
この歳になると、かつて何十回と通ったディズニーランドなのに、
もうまったく行く気が起きないのだ。

ゴメンね、チコちゃん。
そういう年代になってしまったのだよ、このオジちゃんは。


時空を超えて、恋に落ちて、忘れたはずが覚えていて、
なにか感じるものがあって、なぜだか涙があふれて・・・


ご近所に物腰が柔らかくて上品な、元裁判官の70代の奥さまがいる。
常に自分を押し殺し、近所付き合いには慎重を期し、本音を語らず、
いまだに気高さを全身から放っているご婦人だ。

朝方、このご婦人に出会ったので挨拶した。

ニコッとして言われた。

「君の名は?」