2005/12/31

2005年お疲れさまでした。

しかし、しかしだ。
今年の俺様はなんだったんだ。
よくもま~、毎週、毎週、懲りずに参戦してきたもんだね。
147試合だぜ、この歳で。
ブッシュ大統領ならこう言うだろうな。
「ア~ユ~クレ~ジ~?」
すかさず答える。
「イエス、ジシイズアペン」
おかげさまで、離婚はするわ、子どもには逃げられるわ、会社は倒産するわ、借金に負われるわ、愛人には捨てられるわ、足腰言うこと利かなくなるわ、目は見えなくなるわ、耳は遠くなるわ、呂律は回らなくなるわ、鼻水垂れるわ、小便ちびるわ、ウンコもらすわ、チンポだけは立つわで、もうたいへん!
・・・ってことで、今年1年間、お世話になしました。
来年もまたよろしくお願いしたい、と切にお願いする次第どす。

<2005年の成績> ※ご要望にお応えし発表しましょう!
試合数:147 打数:341 安打:79 打率:.232
登板数:49 回数:276 失点:131 自責点:71 防御率:1.80
勝利:33 敗戦:7 勝率:.825

よいお年を!

<第2戦> vs.ゴール地区選抜 <第3戦> vs. under18

大晦日だ。
この日に野球ができることを改めて感謝。
もちろん神に、ではなくて、自分に、家族に、友人らに、です。
6:00 起床。 7:15 ホテル出発。三輪タクシー
今日は意外と道が空いている。
佐伯くんらを拾って8時過ぎにグランドに到着する。
わずかに遅れて、後田組が三輪タクシーで登場。
選手集合。
各選手からコンディションについて自己申告があった。
後田くん:久しぶりの登板で肩が痛い
田中くん:昨日の捕手で肩がパンパンに張っている
山口くん:左の太ももが痛くて走れない
佐伯くん:右手のひらが腫れて送球がままならない
比嘉くん:右肘が痛くて遠投は無理
渋谷くん:腰痛は回復基調だがサングラスが見にくい
宮崎くん:絶好調!
種藤くん:レフトに棲むイグアナがかわいい
ケニーくん:ノープロブレム!
選手らのコンディションを考慮し、守備位置を若干変動する。
いずれにせよ、三遊間からは誰が投げても1塁に届かないことが判明。
ゴール選抜集合9:00 第2戦開始。対戦相手はゴール地区選抜。
昨日のU-18とは打って変わってガタイがいい。
先発は山口くん。
本来は遊撃手なのだが、なんたって投手の数が足りないため、山口くんの足の痛みは承知のうえで、強引な先発指令を発する。
で、リリーフは23日のテスト登板で腰痛を訴えた渋谷くん。
結果は・・・
J 31003 7
S 2739x 21

はっはっは~、コールド負け。
しかし、投手のふたりを責められないんだな、これが。
なんたってエラーと安打が交互に出るから、失点が「も~ど~にも止まらない~」状態。おふたりには気の毒だったが、投げきっていただき捨てゲームとさせていただいた。
終了後の表彰式。
ゴール投手今度は活躍した選手が多すぎて選考に苦労。
投手は最後までスライダーが打てなかった比嘉ちゃんの推薦。打者はイチローばりの左の好打者をケニーが推薦。
12:00 昼食。
JAICA事務局のビューティフルレディがおにぎりを差し入れ。
全員でほおばる。運動会のお昼タイムみたいで、こういう時のメシは格別に旨い。
13:30 第3戦開始。
相手は昨日対戦したU-18ナショナルチーム。
この試合からJAICAのメンバーで元アメフト選手の伊藤くんが参加。
先発は昨日に続いてケニー。
そう、なんたって投手がいないからね・・・
2005年の大晦日に投げられる幸せをかみしめながらマウンドへ。
序盤から着々と加点し楽勝の気配。
5回表、あと1点とったらコールドゲームだね、などとささやき声が・・・
ノルマの4回を投げ終え、そこで止めときゃ良かったと悔いても後の祭り。
右打席で打った2安打がアダとなり、手がしびれちゃって握力が急低下。
無理を承知、調子こいての続投は、5回、エラー続出で猛追を許す結果に。
最後はリリーフ宮崎くんが、これもまたエラーがらみでサヨナラ負け。
J 3033110 11
S 1000812x 12

16:00 試合終了。
この日の格言:エラーを憎んでプレーヤーを憎まず by後田
19:00 選手たちが集まってパーティー。揃いのシャツ
おしゃれな高級店の一角を占領して盛り上がる。
ちょいと辛めのカレーが美味、スリランカの酒ARRACKが全身をかけ巡る。
タネちゃんとの小ネタ合戦は引き分け。
その場で、後田さんからメンバーにお揃いのポロシャツがプレゼントされた。
お~この気配り、なによりの記念品に感激!

2005/12/30

<第1戦> vs.スリランカunder18

u18集合8:00 起床。
9時からカフェで前夜の到着組と朝食をとる。
タネちゃん、朝からなんでそんなに食えるの?
たくましい食欲に感心する。
午前中は支援物資やユニフォームの確認などであわただしく時間が過ぎる。
サングラスの紛失に気づく(あちゃー!)。
11:30 お迎えの車が到着、30分遅れでグランドへ出発。
途中、佐伯くんを拾う。
佐伯くんはJICAのスタッフであり、今回の貴重な助っ人。
専門は考古学。
野球、大丈夫か?
12:30 グランド到着。
全員がユニフォームに着替え、初顔合わせ。
「え~、本日はお日柄もよろしく・・・。こちらの方は・・・」
自己紹介しつつそれなりにチームメイトらしくなっていくのが面白い。
新メンバーとの出会い、これが遠征の醍醐味なのかも・・・
13:00 ウォーミングアップ、トス、シートノック・・・
チームメイトのそれぞれの力量を初めて知ることになる。
お~お~、どいつもこいつも巧いじゃん。
このチーム、ひょっとしたら強いかも・・・
国家斉唱13:30 国家斉唱。
続いて、選手紹介のアナウンス。
スリランカ選手、照れくさそうにニヤッとしたのが紹介された選手。
それじゃわかりにくいだろうと、日本選手はとりあえず観客に手を振る。
14:00 試合開始。
先頭の宮崎くんがレフト前ヒット。盗塁と敵失であっというまに先取点。
これで緊張感がほぐれ、その後は打つわ打つわ・・・。
田中くんのライトスタンド、後田くんの左中間本塁打が飛びだし、
投げては、ケニー、後田のリレーでコールド勝ち。
J 35350 16
S 00200 2

16:00 試合終了。
試合後、表彰式。
活躍した選手を選出し、グローブをプレゼント。
攻守ともに圧倒したので、選出するのにひと苦労。
結局3安打した3番バッターにバットをプレゼント。
その後、ビンゴゲームで支援物資を各選手に贈呈。
日本酒プレゼント20:00 親善パーティー。
ペタ地区で小さな暴動があり、アーミー施設が使えず急遽会場が変更、スリランカ野球協会会長の自宅へうかがうことになる。
スリランカの監督やコーチらと歓談。
持参した日本酒が喜んでもらえた。
初体験のスリランカ料理は家庭の味。
デザートのアイスクリームがバカにうまかった。

2005/12/29

コロンボ初日

コンチネンタルGOOD MORNING !
7:00
ウィッキーさんの声で目覚める。
キングサイズのベッドが置かれたダブルルーム。
眼下にプールサイド、その先はインド洋。
コロンボでの1日が始まった。
朝食はカフェで済ませる。
パイナップルジュースがやたらにうまい。
9:00 
後田さんに電話。
改めて到着の挨拶をする。
声の感じで人柄が伝わってくる。
12:00
後田さんと、昨夜到着した山口、田中のお二人、
ミャンマーから到着した比嘉ちゃんが揃って迎えにきてくれた。
後田さんと初対面の挨拶を交わす。
6ヶ月に及ぶメールのやりとりを経ての対面。
まるで、ペンフレンドの出会いみたいで照れくさい。
グランドまでコロンボ市街から1時間弱。
途中、コロンボ・マクドナルド1号店に立ち寄り、昼食。
マックがあることに妙に関心する。
スリランカグランド13:30グランド到着。
5人で軽く練習。
ノックとロングティーで汗を流す。
<流す>というよりは<吹き出す>という感じ。
ノックの途中で山口くんがリタイヤ。
右太腿に痛みが・・・やばい、やばい。
15:00
後田さんの下宿先を訪問。
ビールを御馳走になる。
山口くんと田中くんが揃ってタバコ飲みだったため、
この旅を通しての禁煙の目論みがあえなく潰えてしまった。
山口くんから2箱を1000ルピーで売ってもらう。
早い話、この暑さの中で、ビールを飲みながらの一服は格別だ。
19:00
夕飯は、体力を整えるという名目のもと、地元の味を避けて中国料理店へ。
21:00
カジノへ。
日本円で2万円をチップに変える。
ルーレット台と恐い目のお兄さん方を我ら5人で囲むと、
さびれていたテーブルがにわかに活気づいた。
背番号26に引っ掛け、その周辺にこだわって張ったたが、まったく来なかった。
明日があるからということで1時間で切り上げる。
勝負はトントンで終わり、まさに両替した感じ。
0130
眠気を押さえながらホテルのロビーで、後続隊の宮崎、種藤、渋谷くんらを待ち受ける。無事到着を確認し、部屋に戻る。
0230
就寝

2005/12/28

スリランカへ到着

ふぉ~、あちい、あちい。
たまりませんな~。
17:10 コロンボ着。
到着する観光客に群がるタクシーの客引き。
恩着せがましいチップ狙いのにわかポーター。
これだ! 
アジアはこれでなくてはイカン!
日本との気温差30度、それ以上にお名刺代わりと言わんばかりの
あち~い熱気が伝わってくる。
<KENNY>と書かれたボードを発見。
「ハ~イ! ナイスユーミーチュー」
スリランカ人ドライバーにいざなわれ一路ホテルへ。
車窓からは暗闇に沈む街の様子はうかがい知れない。
しかし、あちい。

2005/12/27

スリランカへ出発

いやはやついに、本日、スリランカ遠征へ向けて出発とあいなりやした。
ひとり早めに仕事を切り上げての冬休み。
ありがたい、ありがたい。
これができるのも、ひとえに私の人徳のたまものだと、
解釈しておりますが、違う?
しかし、後田さんを通してスリランカ野球協会へ打診をしてから約6ヶ月。
思えば苦難の道のりだったね~。
でもま~、今更そんなことはもうどうでもよくて、
無事にこの日が迎えられてハッピー、ハッピー。
13:30 MH071 成田発。


2005/12/23

スリランカ遠征壮行試合

朝7時半に金町駅集合。
ここから高速に乗れば、岩槻もさほど遠くない。
集合の8時半には余裕で間に合うという目算。

そろそろ金町駅に着こうかという時に電話が鳴った。
今、起きたんだけど・・・
習志野在住のM崎くん。
どこにでもいるんだよね、こういうお方。

メンバーが全員無事に集まるか、否や。
そんなことが心配で、試合開始前に疲れ果てるのが監督。
草野球は開始までにひと勝負あるんだな、自軍メンバーと。

岩槻市やまぶきスタジアム
9:00~12:00 vs.スティング

スリランカ遠征の最終調整のため、
本日は硬式ボールを使っての試合。

軽~く、ボールに慣れればいいなと思っていたのが、
スティングの責任者、我々のなにを過大評価したか、
修徳高校の現役野球部員を中心にチーム編成してきた。

修徳高校ってのは甲子園にも出たことがある強豪高校。
いくらなんでもそんなところとの試合が調整になるわけもなく、
3対16でボロ負けしてしまった。

先発のおいらは2回を投げて失点6自責点2。
遠征メンバーの山口くんはオデコにボールをぶつけ、
渋谷くんは腰痛が再発と、調整どころか、
遠征中止を余儀なくされかねない惨憺たる状況だった。

試合後、支援物資を分配し、
若干、自分の荷物を減らすことに成功。

ちなみに遅刻のM崎くん、本日は婚約者の両親とご対面のお約束が。
試合後、支援物資を抱えて帝国ホテルへと向かう氏の姿を眺め、
ちょっと笑えたのが救い。

2005/12/20

訃報で決意、だってさ

大好きな職場への片思いに破れてしまったキヨくん。
カッコ悪いな~と思っていたら、いい材料が見つかりました。
「この場を借りて天国の仰木さんに報告したいと思います」
と、オリックス入りを表明・・・

世界は甘くないと自覚させられたノリくん。
通用しないことを悟られたくないと思っていたら、いい帰国の理由が・・・
「仰木さんの気持ちを受け継ぎ、関西、オリックスのために頑張りたい」
と、オリックス入りを表明・・・

自分の進退を他人の死にこじつけてしまう強心臓の2選手。
来年のオリックスは、すごいね。
腐った根性だけは誰にも負けん!

2005/12/17

言ってないよ~!

本日はドミニカデビルレイズの納会。
風邪からくる喉の痛みに耐えながら参加した。

大宮駅近くにある<味太郎>。
飲み放題2時間で5000円也。料理、酒ともに絶句する内容。
大宮市民は寛大だ。よく暴動が起きないな~?

それはさておき、この日、本年度のMVPが選出された。
選考は参加メンバーによる投票。
25勝6 敗、勝率.806
これがアタクシの今期のドミニカでの成績。
打撃? それはいいの、投手だから・・・

この投手成績は文句のつけようがない。
25勝のほとんどが完封、6敗のほとんどが失点1~2で失策がらみ。
ま~、ほとんどウソだけど。
いずれにしろ毎試合「西口を見ているようでしたね」byミヤクラ

当然の帰結でしょ、と思ってました。
満場一致でMVPを受賞。

最初の投票で5人がノミネート。
村上、小田、・・・
うん、うん!
松谷・・・
お~これは決戦投票になるかもな~?
ムネオ・・・
うん!
純太郎・・・
うん?
あれ? 5人に入っていない。
激しく動揺する、ボク。

ど、ど、どういうことよ?
ジョ、ジョーク?
また、また、また~!
そうやって驚かそうとして~!
なに? まじなの?

あ~あ~、ってか。

しかし、しかし、だ。
よ~くよ~く考えてみれば、だ。
今期の成績は、世間の俺に対する評価としては
<タイしたことない>のかも知れない。
つまりさ、
「ケニーさん、こんな成績でMVPもらっちゃうれしくないでしょ。
ケニーさんともあろうお方が・・・ね~!」byミヤクラ
・・・って、ことなんだろうな、きっと。
そうにチゲ~ネ~。
「すまね~! 俺としたことが取り乱したりしちまって・・・」
「そ~でさ~、兄貴!」
そうか~、もっとタカ~いとこに目標を定めなきゃな、この俺は・・ッショ~。
「あれっ? 今、チクショ~って言いました?」
「いや、言ってないよ、言ってない!」


2005/12/16

大事をとってお休み

本日は休み。
病気、まして風邪などで仕事を休むことなんて
ほとんどなかったのに・・・時代は変わったな~。
時代のせいか?

2005/12/14

冬将軍がやってきた!

風邪をひいちゃった。
のどは痛いし、夜中に咳き込んで寝られない。

心当たりは日曜の荒川総合公園でのタフマンズ戦。
指がかじかむほどの寒さのなか、
ウィンドブレーカーを着たままでは失礼になると思い、
ユニフォームだけでプレイ。

イニングの合間ごとにウィンドブレーカーを羽織ったけど、
若干の防寒になる程度で、すっかり冷えちゃった体を
暖めるまでには至らなかったみたい。

ほかのメンバーは大丈夫だったのだろうか?
タフマンズも全員ユニフォーム姿だったし・・・

風邪をひいたのは2安打した俺だけか? 2安打!

そういえば確実にひいていないのが二人いるな。
ショートの教師・福ちゃんとレフトの郵便局員・ミッちゃんだ。
しっかり着込んで守っていたっけ・・・二人とも無安打なのに。
周囲にひんしゅくを買っていたけど、やったもん勝ちだな。
いい子ぶって風邪をひく民間人がアホなのかもね。

PS
ちなみに、その夜参列したお通夜には長い列ができていて、
コートを車に置いてきたオイラは、
震えながら並んでいたとさ、チャンチャン。

2005/12/12

あと18日

もうすぐ年末年始のスリランカ遠征。
オープニング試合まであと18日に迫ってきた。

あっそうだ!
今からでも航空券、とれるらしいよ。
年末年始の予定がぽっかり空いちゃってんじゃないの、チミ?
電話1本よ、予約なんて。
カモーン!

2005/12/07

負けてもいいよって言いたい!

マニラで行われた第23回アセアン大会23rd Sea Game。
これは東アジアのオリンピックみたいなもんで、
関係諸国ではけっこうな盛り上がったみたいだね。
日本や中国、米国や欧州勢がいないんだから、
のびのびと我らが主役のご町内運動会って感じかな。

野球は今回初登場の種目。
そりゃそうだよな、あまりやってるって話聞かないもんね。
で、いわば全チームが大会初出場なわけだ。
全チームといっても5カ国なのだが、ま~ほどほどのチーム数で、
トーナメントとしてはやりやすいね。

で、この5カ国だけど、野球の歴史に多少の差がある。
当然のことながら歴史に応じて経験にも差があるわけで、
それがチーム力に影響しているってのは当然のことだよね。

とまあ、そんななかで、結成から3年と、一番経験の浅いミャンマーが、 4位になってしまったんだな。
ミャンマーとしては3位になって銅メダルが欲しかったんだろうけど、 それは贅沢な望みってもんで、次回のお楽しみにとっておけばいい。

だが、そのミャンマーに破れ最下位になったマレーシアは辛いよ。
ミャンマーだけには勝てると思っていたんだからね。
負け方がまたすごい。
0対17。

責任問題でマレーシア野球連盟の存続が危ぶまれているとか。
「ま~ま~、たかが野球だから」って言ってあげたいが、
お国柄、そうもいかないのかな~?
身の危険を感じて、直前に参加を辞退したシンガポールは賢かったかも。
野球がすたれないことをただただ祈るばかりだ。

2005/12/06

熱海の女

熱海の夜。
小ぢんまりとした、ちょい古の旅館。
地モノの魚をつつきながらささやかな晩餐。
お銚子を1本もあけると昼の疲れも手伝ってウトウト・・・

「ではごゆっくり」と言い残して去った女将。
斜陽とも言われる熱海で、孤軍奮闘、旅館を切り盛りする女将の
苦労は並大抵のものではないだろう。
配膳の際に交わした言葉の端々に<お願い、助けて!>の気持ちが
こもっていたような気がする。
「すまね~。何もしてやれね~が勘弁してくれ」心で語りかける。
「いいの。お会いできただけでうれしかった」潤んだ瞳がそう答える。

今宵の泊まり客は俺ひとり。
<来る!>
そんな予感に包まれながら目を閉じていると、
廊下の奥からヒタヒタと足音が近づいてきた。
<来たな!>
「女将! 今夜はなにもかも忘れようや」
「ええ! 初めて会った時からこうなるような気がしていたわ」
襖が開き女将が表れた。
「すいませ~ん。はい、栓抜き!」


2005/12/05

イジリー

最近やたらとヨン様がテレビに出ているな~と思っていたら、
姉歯建築士だった。
で、また、よくよく見たら、
これはイジリー岡田が
ヨン様の物まねをしようとしているのだと確信した。

2005/12/04

消える魔球

あたしもいろいろな変化球を投げているせいで、
草野球界の四十八手名人などと呼ばれたりしているわけだけど、
この日の球はすごかったね。
なんたって消えるんだから・・・

与野八王子公園の第2試合。
対ウエスタンズ。
午後3時試合開始。

肩越しに夕日を背負っての登板。
逆光に浮かぶ黒い影。
かっこいいったらありゃしない。

この日のテーマは、いかにしてボールの軌道と夕日を重ねるか。
あははっ、ボールが見えないってのが一番だもんね。
助っ人捕手朝倉ちゃんの要求は80%がシンカー。
つまりね、山なりのボールを投げて、
打者の目線に夕日を入れちゃおうって魂胆。

いや~、意識しましたよ、完全試合。
なんたって、相手はボールが見えないんだから・・・
・・・んとまあ、虎視眈々、ばっちり計算してたんだけど、
5回に安打を打たれ、さらには失点1。

シンカー?
もちろん、見にくいボールとしてキッチリ有効でした。
タイムリーを打たれた1球は外角低めのストレート。

いいところに決まったかと思ったが、
この日のその1球はそうではなかったんだよね。
夕日が目に入らないところ、
つまりはこの日最も打ちやすいところへ投げてしまったってこと。

ま~、ずるっこは、なかなかうまくいかないってことだね。
32勝。