2017/01/12

この世界の片隅で、きっと、うまくいく





話題の映画3本だ。


「見た? まだ見てないの?」

なんて偉そうなことは言えた義理はないのだが、ついに3本とも見終えたので、あえて言ってしまうぞ。


「なんだ、まだ見てないのか〜?」



まず『シン・ゴジラ』だ。

子供向けではないぞ。
ヘラヘラしているヤツには理解不能かも知れん。
そういう映画だ。

これを観たのは昨年の秋。

「余韻が残る良い出来栄えですよ」
甥っ子がメールで利いた風なコメントを送ってきた。


『新ゴジラ』かと問うたら、「カタカナですよ」と返信がきた。
ってことは名前だな。

ウルトラマン・タロー。
日本だけの配給ならゴジラ・シンだが、海外向けにシン・ゴジラとしたわけか。


「はあ?」


だから「シンゴ・楽」と同じだろ。


「なんですか、それ?」


『この君の名は。』に関しては以前書いた。



要するに、今どきの恋愛では駆け引きが存在しないのだ。

わざと5分 待ち合わせ 遅れてった
それなのに 何故きみは 25分も ぼくを待たせたの

松本隆が1975年に書いた「100ワットの恋人」の歌詞

自慢じゃないが、新宿駅西口で12時の待ち合わせなのに、14時に目が覚めたことがある。
3時間も待ってくれた女の子がいた。

あの娘、どこでどうしているのやら。
いつかすれ違ったら言おう。
「君の名は?」



で、昨日だ。
1月11日、シングルの日。


観てきたぞ『この世界の片隅に』。

のん(元能年玲奈)が声優をやっていた。
序盤は「たどたどしい」と感じた声が、最後はこの声あってこその作品だと思えたほどに、のんがいい。

ヤクザな芸能界・テレビ界に干されている試練も、主人公と重なる。
悲しくてやり切れないのである。

だが、日常を淡々と生きていくことも人生。
腐り切ったヤクザなクソ連中もいずれこの世からいなくなるから、待っててね。

『きっと、うまくいく』

あ、そ〜だ、これ、インド映画なんだけど、この世界の片隅がすごく美しいものだと感じさせてくれるよ。










0 件のコメント:

コメントを投稿