話題の映画3本だ。
「見た? まだ見てないの?」
なんて偉そうなことは言えた義理はないのだが、ついに3本とも見終えたので、あえて言ってしまうぞ。
「なんだ、まだ見てないのか〜?」
まず『シン・ゴジラ』だ。
子供向けではないぞ。
ヘラヘラしているヤツには理解不能かも知れん。
そういう映画だ。
これを観たのは昨年の秋。
「余韻が残る良い出来栄えですよ」
甥っ子がメールで利いた風なコメントを送ってきた。
『新ゴジラ』かと問うたら、「カタカナですよ」と返信がきた。
ってことは名前だな。
ウルトラマン・タロー。
日本だけの配給ならゴジラ・シンだが、海外向けにシン・ゴジラとしたわけか。
「はあ?」
だから「シンゴ・楽」と同じだろ。
「なんですか、それ?」
『この君の名は。』に関しては以前書いた。
要するに、今どきの恋愛では駆け引きが存在しないのだ。
わざと5分 待ち合わせ 遅れてった
それなのに 何故きみは 25分も ぼくを待たせたの
松本隆が1975年に書いた「100ワットの恋人」の歌詞。
自慢じゃないが、新宿駅西口で12時の待ち合わせなのに、14時に目が覚めたことがある。
3時間も待ってくれた女の子がいた。
あの娘、どこでどうしているのやら。
いつかすれ違ったら言おう。
「君の名は?」
で、昨日だ。
1月11日、シングルの日。
観てきたぞ『この世界の片隅に』。
のん(元能年玲奈)が声優をやっていた。
序盤は「たどたどしい」と感じた声が、最後はこの声あってこその作品だと思えたほどに、のんがいい。
ヤクザな芸能界・テレビ界に干されている試練も、主人公と重なる。
悲しくてやり切れないのである。
だが、日常を淡々と生きていくことも人生。
腐り切ったヤクザなクソ連中もいずれこの世からいなくなるから、待っててね。
『きっと、うまくいく』
あ、そ〜だ、これ、インド映画なんだけど、この世界の片隅がすごく美しいものだと感じさせてくれるよ。
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