前の晩からまた熱がぶり返した。
グランドへ向かうクルマの中で
おのれの無謀さにあきれはてつつ、
越谷市民球場に到着。
全身がだるい。
ストレッチをする振りをしながら、
芝生の上に身体を横たえ、苦しみに耐えていた。
そこに登場したのがミスター・アミノバイタル、高橋さん。
健康食品のことならなんでもござれの高橋さん。
自分の窮状を訴えたら、すかざず、
「バッファリンありますよ」ときた。
常にバッファリンを携帯している草野球人がいるだろうか?
のみならず、高橋さんは救急箱も絶えず携帯している。
氷入りのアイスボックスだって用意している。
消毒薬、絆創膏、胃腸薬、睡眠薬、コンドーム、
バイアグラだって常備しているぞ、たぶん。
高橋さんにはこれまでに幾度となく助けてもらっている。
この日もだ。
試合の参加メンバーに高橋さんがいる時はなんとなく安心できる。
デッドボールを受けたって、ころんだって、肩が痛くなったって、
夫婦がダメになったって、高橋さんがいれば大丈夫。
高橋さんはボクらのナイチンゲールだ。
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