2010/06/15

琴光喜が野球賭博をしたって話は

なんだかとても懐かしい風情を感じさせる。

その昔は、野球だろうが、相撲だろうが、一般人が
けっこう賭けの対象にして楽しんでいた時代があった。

のどかだったね。

雀荘、パチンコ屋はどこへ行っても盛況。

雀荘にいる全員が賭け麻雀していたわけだから、
その当時、警察が一斉手入れしたら、
国民の50%ぐらいはつかまっちゃったんじゃないの?

ちょうど高度成長に向かう時代だね。
バブルの前だ。

言ってみれば、賭博は庶民のささやかな楽しみだったわけで、
世間もおおらかに対処していた。

さすがに自分が賭けにからんだ野球選手は捕まっちゃったけど、
それは「ずるい」からであって、賭博そのものは
「ま~しょうがないか~」ぐらいに思われていた感がある。

高校野球の賭けはずいぶんと人気があった。
全出場校をグループ分けして、決勝進出するグループを
2-4とか5-8とかって予測して、 当てるというやり方。
優勝校と準優勝校を当てる、
競馬で言うところの連勝複式ってやつだね。

相撲もよくやったな~。
幕内と十両力士を4~5人ずつグループ分けしてチームにし、
その全員の勝ち星の合計で順位予想をする。

勝ち星が計算できる横綱や大関は入れないので成績が伯仲。
同じグループ内なのに星のつぶし合いがあったりして、
けっこう面白かった。
平幕以下の力士の成績がやたらと気になって、
この当時の力士のことにはずいぶんと詳しくなったものだ。

小学生だったボクは、父親が家に持ち込んだ投票権を見ながら、
��確か名古屋が発祥で全国に広がったと聞いている)
自分なりにあれこれ予想したわけだ。
もちろん金はないから予想だけ。
でも、大人の仲間入りしたような気分を満喫、情操教育だね。

で、琴光喜の野球賭博だけど、
ずいぶん金もっていたんだな~という感想はあるけど、
ま~、マリファナと一緒で誰にも迷惑をかけることなく、
自己責任で遊んでいるのだから、ほっとけばいいんじゃないの?

損をしようが、やくざにからまれようが、知ったこっちゃない。

要する合法か非合法か、公認か非公認かの違いで、
国が胴元の賭博なら許されたのにね~、残念。
それどころかテレビにゲスト出演したり、別の稼ぎ方ができたのに・・・

しかし、琴光喜に詰め寄る記者たちはなんだい?

たぶん、学生時代に雀荘へ通うこともなく、
ダーツバーで女をくどくこともなく、
ゲーセンでかつあげされることもなく、
ひたすら受験勉強に励んで一流大学に入り、
あこがれの記者になったんだろうね。

まるで学級委員が同級生の琴光喜くんに
「キミ~、廊下を走らないでくださいよ~、学校の決まりなんですから~」
って言ってるみたいで腹が立つ。

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