2010/11/24

3 ■無題

先日の話の続きではありませ~ん。

��1)の話の続きで、またいろいろ面白いことがあったんですよ。
でも、書いてる暇がないので、いずれまた。

岩隈投手が交渉決裂。
交渉相手がアスレチックスだったので、ちょっと書きます。

現ゼレラル・マネージャーは知る人ぞ知るビリー・ビーン氏。
この人の書いた有名な著書『マネー・ボール』を読んだことのある方なら
おそらく納得してくれると思います。

そもそもアスレチックスがポスティングに参加したことが意外で、
交渉が決裂したことに違和感をまったく感じないんです、読者は。
「やっぱりね」って感じ。

ビリー・ビーン氏の哲学はいかにお金をかけずに球団を運営するか。
『マネー・ボール』にはこんな感じのことが書いてあります。

金のかかる有名な選手はまったく必要なし。
先の見えない新人に金をかけるなんて愚の骨頂。
選手は賞品。無名選手を発掘し、活躍しはじめたところで他球団に高く売る。
選手自身の発想や監督のサインは不要。すべてデータに基づいて試合をする。

ビリー・ビーン氏は選手に対して感情が入るからという理由で、
スタジアムでの野球観戦は一切しません。
選手の出入りが激しく、オールスター前と後で選手の総入れ替えもあります。

『マネー・ボール』をダン野村氏はもちろん、
岩隈選手も読んでいるはずだと思います。

ですから両人にとって、ビリー・ビーンの手法は充分に読めたハズで、
交渉が決裂しても、岩隈選手が意外にさばさばしてるのは、
きっぱりとあきらめがついているからではないでしょうか。

「あの男とは交渉にならない」
このことです。

ビリー・ビーン氏に対して、歩み寄り的な発想はまったく通用しません。
ある意味、中国政府よりも手強い交渉相手かも知れません。

しかし、その実行力と決断力は尊敬に値するほどで、
その手法は大リーグの他のチームも真似していますし、
日本の球団、特に広島などは参考にしている節があります。

そんなゼネラルマネージャーのいるアスレチックスに
所属している選手がハッピーかどうか、わかりません。
選手に聞いてみたいものです。

今回の岩隈選手はついてなかったですね。
そんなアスレチックスが交渉権を獲得してしまったのですから。

でも、もっとガッカリしているのは楽天ですね。
12億の入札額が得られて、岩隈選手の年俸3億が浮いて、
計15億が星野楽天の強化費用に使えると
そろばんを弾いていたのが、パーとなりそうです。

岩隈選手に来年、
FAで出て行かれたんじゃなんのうまみもありませんから。

さあ、岩隈選手。
一浪の受験生だと思って気持ちを切り替えるか?

それともギャラはどうでもいいから、とりあえず
「メジャーで投げることが夢です」的な、
桑田流「思い出作り」を目指すか?

新監督につぶされないためにも、
どうする、岩隈さん。

3 件のコメント:

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    僕ならFA取得まで待って、オークランド以外の球団と
    超破格で契約しますねぇ~

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    ポスティングは選手にメリットないんだよね。
    球団だけが儲かるシステムだから。
    岩隈サイドは1年契約なら行ってもいいと、
    思ってるんじゃないかな~。
    それか、さらに福留と松井、トレードで井口と田口を加えて、
    雰囲気だけメジャーチームにしてみたらどうだろ?
    岩隈はそれだけで大満足して、
    楽天に骨をうずめると言い出したりして・・・

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    ある意味イチロー、生殺しですしね
    来季の楽天は超豪華メンバーですよねぇ
    これで優勝できなきゃ大恥掻きますけどねぇ
    前回の夏季五輪のリベンジにも見えますが・・・
    ソフトバンクも内川、細川のWリバー入団で
    ガラっと変わりそうだし 来季のパリーグは
    まさに ITローカル球団戦争 勃発
    でございますなぁ 笑

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