2011/03/03

沢村投手を育てないと・・・

巨人の沢村投手がまたまた好投しましたね。
スライダーを中心に随所に変化球を交えた投球で
西武打線を完全に押さえました。

��回を1安打無失点。
「これはもうローテーション入り間違いなし」と
メディアはおろか原監督までもが浮き足立っている様子。

一方で、日ハム斎藤投手や西武大石投手はといえば
抑えたとはいえ、まだまだストレート主体で、
自分のボールがどこまで通用するかの確認作業をしています。

前回登板した時から気になっていたのですが、
阿部捕手は、いや巨人軍は、沢村投手を育てたいのでしょうか?
沢村投手の一途な姿を見るにつけ、不安を感ぜずにはいられません。

選手を育てないことでは定評のある巨人軍です。

沢村投手に抑えられた西武の選手にしてみれば、
オープン戦である以上、打席に立つ目的は相手投手を打ち砕くことではなく、
自身のフォームやスイングのチェックです。
コンディションを整えつつ調子をあげていくことが第一の目標です。

さらに、オープン戦では昔から、大物の打者ほど、
新人や実力のない投手が出てきたら、あえて打たないといいます。
自信過剰にさせておいて、本番で餌食にするためだそうです。

もし、沢村投手が西武打線を完全に抑えていたら・・・
こんなに恐ろしいことはありません。

「今の時期にそんなピッチングをしていいの?」

見かねて、あえてバットに当て、ヒットにしたのは
「中島選手の優しさでは?」とすら思ってしまいます。

鳴り物入りで入団し、オープン戦から飛ばしに飛ばし、
夏前に姿を消しさったドラフト1位の投手は数え切れません。

西武バッテリーや日ハムバッテリーの組み立てを見ていると
ルーキーを長い目で育てようという意図がよ~く伝わってきます。

ひるがえって・・・

投手コーチはホストクラブでもすぐに通用するほどの二枚目川口和久氏。
正捕手が安田学園出身の阿部ちゃん。

残念ながら、育成の意図には欠けた配球でした。

GG佐藤選手や中村選手を、2ストライクと追い込んだ後、
ボールの変化球で空振りの三振をとったからといって
メディアはともかく、監督自らが手放しで誉めてちゃいかんのではないですか。

少なくとも、落合監督は知らん顔でしょう。
野球の厳しさを知ってますからね。

人気に陰りのあるなかで、是が非でも沢村投手にスポットを当て、
開幕から一軍に入れたいという、チーム事情があるのかもしれません。

斉藤投手、沢村投手ともに球団の期待はとても大きい。
でも育成の仕方にはずいぶん違いがあるように思えます。

沢村投手にはぜひとも頑張っていただきたいですね。

自分の身は自分で守るしかない。
これです。

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