��月に成田空港で知り合ったインド人青年が
会社に訪ねてきた。
日本人経営者を相手にしたコンサル。
そんなのありなの、って感じ。
ランチタイム。
近くのイタリアンレストランに。
ボクはA定食をオーダー。
その青年もA定食をオーダー。
で、ここからが大変。
ヴェジタリアンなもんだから、
定食の中味に注文を付ける付ける。
肉を抜いて、魚はダメ、ジャガイモもね。
ドレッシングはいらないよ。
困った顔のウェートレス。
「調理場に聞いてきま~す」
で、生トマトを使ったスパゲティで、一件落着。
でも、それをボクがやったら、つまみ出される。
日本人って親切なんだか、外国人に弱いだけなのか。
☆ ☆ ☆
夜、白金のすし屋へ行ったら、
お茶を運んできたのが金髪の女の子。
なんだ?
とうとうここまで来たか、日本のすし屋も?
ビックリして問えば、料理人志望のフランス人旅行者。
お客として来店し、店を気に入り、
包丁の使い方を勉強させて欲しいと頼み込んで、
1カ月間働いているのだとか。
店がはねてから一緒に飲みに行った。
若干24歳。
イタリアとドイツとフランスと日本の血が混ざり、
相当にかわいい。
「好きな日本映画は」とお義理の質問に、
「小津とか~、寅さんとか~、伊丹とか~」
「おいおい、本当かよ~?」
抱きしめたい衝動にかられる。
「<タンポポ>のラーメンを食べるシーンは最高ですよ~」
「うわ~! 同感~!」
口づけしたい衝動を押さえるのに必至だ。
ユーは日本の心がわかっているね~。
キミみたいな子、日本の若者にはいないよ。
で、気になって、
ちょいと混ざっている日本の血についてたずねたら、
「笠置衆が母方の親戚なんですよ」だと。
「どひゃ~!」
もうこれ以上、衝動を押さえられないよ~、ボクちん。
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