★☆☆☆☆【マウンドの心理学】江川卓

引退後、現場にかかわることなく、スタジオや放送席からの見聞が生業。

評論家目線なのは仕方ないのかもしれない。
思い出話なら多少は納得する部分もあるけど。

球速を数値化して解説するのは「？」

球速は測定器が表示する数値。
走ってる。のびてる。重い。切れがいい。生きてる。・・・
バッテリーが把握できるのはこんな感覚だけのはず。

自分の体重が自覚できないのと同じ。

「150キロのストレートの後の130キロのフォークと、130キロのストレートの後の110キロのフォークとでは、その効果が違う」
そりゃそうかも知れないけど・・・

第１章　錯覚のメカニズム
第２章　配球という名の心理戦
第３章　変化球の心理学
第４章　ピッチャーの深層心理
第５章　野球常識の盲点

「王さんの一歩足打法は上げた右足がミソ」
「王シフトの真の狙いは心理的な攪乱にあり」

こんな見出しにも思わず「？」
その場にいなかったのに・・・