2007/11/21

落語がブーム

12e36d72.jpgえ~、高校までは野球部に在籍していて、かつてはラングーンやワルダースの助っ人経験まである甥っ子なんですが、大学に入るや否や落語研究会に入部してしまいまして、このふざけた転身に親戚一同が唖然として・・・

「いったい全体どういう了見なんだ?」
「仕方ないだろう、伯父さんに似てるんだから」
「なんだい、その伯父さんってのは。どこのどいつだい?」
「そりゃ、あんたのことだろ」
「え、アチキ? は~、そりゃどうも、すいません!」


そういうわけで、自分の血を呪いながら、
ひょこひょこと、千葉大学とやらへ行ってまいりました。
学園祭でございます。
「観に来い、観に来い」とあんまりうるさいもんだから。

しかしなんですな、身内の芸を鑑賞するなんざ、
おおいに情けない気分になりますな。
これが野球かなんかだと、
「ナイスバッティング~」とか「ナイスプレー」なんて、
声のひとつもかけながら気楽に眺めていられるんですが、
落語となるとそうもいかない。

笑えるネタも、身内となると素直に笑えない。
なまじ笑ったりすると、なんだかサクラみたい。
また、この甥っ子の顔が、あたくしに妙に似てるもんだから、
なんとなく周囲の目線も気になって、
どうも居心地の悪い状況でしたな。

で、ま~、デキの方はまずまずで、
人情話の「ねずみ穴」を無難に演じておりました。
腕前は間違いなく正蔵よりは上でしょう。

別にうれしいことではないけれど。

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