2006/01/01

<第4戦>vs.コロンボ選抜 <第5戦>vs.ナショナルチーム

新年あけましておめでとうございます。
ここコロンボでは、ニューイヤーという雰囲気をまったく感じさせません。
昨日の大晦日、プールサイドでバンド演奏をやってましたが、朝方にはそのステージは撤去され、ロシアからお越しのギャルたちがのんびりとプールで泳いでいます。のどかな元旦風景ですね。
9:00 第4戦開始。
「とりあえず投げられる人いる?」
「シーン・・・」
MALAN・ ・・ってことで、先発投手をスリランカ選手から借りることになった。UNDER18のエースMALANくん。二枚目。
初回、いきなり高校教師・田中くんが今大会2本目の本塁打をライト超えに放つ。
その1点を守って、MALANくん、4回までパーフェクト。
思いがけない投手戦となるも、5回表に伊藤、宮崎、佐伯、後田らの連打で加点。すっかり勝利を確信したところが、またしても魔の5回裏。
ここで前日の格言をリピートアフターミー:エラーを憎んでプレーヤーを憎まず by 後田。
♪ヒッパレー、ヒッパレー、みんなでヒッパレー♪
MALANくんの足を引っ張りまくって、結果は・・・
J 1000333 10
S 000065x 11

一度は再逆転するも、6回裏、またしてもあの格言が・・・
最後は追い上げけれず、継投に交わされ万事休す。
手でカレー11:30 ビンゴゲーム&昼食
センターへ抜ける打球を横っ飛びでキャッチし、ダブルプレーを決めたコロンボ選抜の二塁手に、ケニー賞とかなんとか言って俺のグローブをプレゼントした。遊撃手の野球を熟知したポジショニングにも高い評価が集まり、彼にもグローブをプレゼント。この二遊間、将来、ナショナルチームの要になりそうな予感。
昼食はカレー弁当を調達。スプーン、フォークは無しのため手でいただく。味はグッド、指の触感もグッド。
13:30 第5戦開始。
1勝3敗で迎える最終戦は、想定の範囲内。
がしかし、最後を勝って帰るか、負けて帰るかでは、この1年の運気に大きな違いが生じるような気がした。大袈裟だけどね。
最終戦の相手はナショナルチーム。
地元テレビの取材が入る。
ケニー好投先発はボク、捕手は比嘉ちゃん。他のメンバーは過去4戦で定着したポジションへ。
奇策はない。ここに至っては正攻法で戦うしか術はなく、ただひたすらエラーとその連鎖が出ないことを祈るにみだった。
唯一の戦略と言えるのは、バッテリー間、投手と野手、野手同士の連携をすべて声を出して実施したことだ。
比嘉「次は内角つきましょうか?」
ケニー「うん、高めにはずすよ」
比嘉「こいつ1球目狙ってますよ。外のボールから入りましょう」
ケニー「そこんとこ、よろしく~」。エイちゃん風だ。
バッテリー間の1球1球のやりとりは、野手にも球筋を伝えるのに効果があった。
相手に言葉が通じないのはこんなにも都合がいいものか、守備陣からも思わず笑顔がこぼれる。
ケニー「2塁、次、牽制いきま~す」
2塁の佐伯「・・・」。無言でうなずく。
捕手の比嘉が応える「思い切っていこう!」
その後、牽制で刺したことは言うまでもない。
とはいえ、過去2度の逆転負けがボディブローで利いていた。
前半から有利に進めながらも最後まで気の許せない緊張感たっぷりのゲームだった。
J 22016 11
S 10000 1

15:00 試合終了。コールド勝ち。
パーム指南ケニー、完投で2006年の第1勝はスリランカナショナルチームからゲット。
試合後、ボクの投じたノラリクラリの超スローボールに面食らったスリランカ選手たちに囲まれ、球種について質問を受けた。普通、国際大会にはいないよな、ボクみたいな軟投派は・・・
17:00 グランドを後にする。
すっかり顔なじみになったスリランカ選手たち、スリランカ野球協会のメンバーで連日審判を務めてくれた二人と別れを惜しむ。
20:00 ホテル近くのブッフェレストランへ。
ビールをオーダーしたら「アルコールは出せない」とボーイ。
冷蔵庫を指差し「ここにあるじゃない!」とタネちゃん。
まわりの客の視線が厳しい。
悪い店に来ちゃったな~とあきらめ、ホテルのバーで飲み直そうとしたら、そこでもアルコールはノー。
すまなそうにするボーイに理由を聞いて納得した。
1年前の津波の被害者を慰霊するため、全国的に今日は禁酒なんだと。
はい! 了解! 
ってことで、最終日の夜はおとなしくコーヒーで乾杯しました。

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