Facebookやツイッター、ブログなどをやっていると、
「あ〜、読むんじゃなかった〜」ってことが時々あるんだよね。
危険を察知したら、すかさずスルーするのが最良の方法なんだけど、
ついつい反応してしまう、意志薄弱なボク。
昨日と今日、フェイスブックにこんな一文がアップされた。
ひとりではなく、ふたりもの友人にシェアされたので、
ついつい読むはめになってしまった。
しまった〜!
ちょっと長いけど、読んでみて。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【人種差別・意訳 ENGLISH/JAPANESE】実際にあった話
��0代とおぼしき妙齢の白人女性が機内で席につくと
彼女は自分の隣が黒人男性であるという事に気がついた
周囲にもわかる程に激怒した彼女はアテンダントを呼んだ
アテンダントが「どうなさいましたか?」と訊くと
「分からないの?」とその白人女性は言った
「隣が黒人なのよ。彼の隣になんか座ってられないわ。席を替えて頂戴」
「お客様。落ち着いていただけますか」とアテンダント
「当便はあいにく満席でございますが
今一度、空席があるかどうか、私調べて参ります」
そう言って去ったアテンダントは、数分後に戻って来てこう言った
「お客様、先ほど申し上げましたように、
こちらのエコノミークラスは満席でございました。
ただ、機長に確認したところ
ファーストクラスには空席があるとのことでございます」
そして、女性客が何か言おうとする前に、アテンダントは次のように続けた
「ファーストクラスに席を替えるという事は通常行っておりませんしかしながら、或るお客様が不愉快なお客様の隣に座って道中を過ごさざるをえない、
という事は 当社にとって恥ずべき事となると判断いたしますので
当然事情は変わって参ります」
そして黒人男性に向かってアテンダントはこう言った
「ということで、お客様、もしおさしつかえなければ
お手荷物をまとめていただけませんでしょうか?
ファーストクラスのお席へご案内します」
近くの乗客が、歓声をあげるのを
その白人女性は呆然と眺めるだけであった
スタンディングオベーションを送る者もいた
【人種差別に反対の人はシェアしよう】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうよ?
友人たちはこれに感動を覚えたようで、
また、他の人のコメントをたどってみると、賞賛の嵐なんだよね。
あれ、チミもこの文章に感動した?
あちゃ〜!
ゴメンね。
ボクはちょっとひねくれているから〜
これがただのアメリカンジョークなら
笑い飛ばしたんだけど、文頭に「実際にあった話」とあり、
最後に【人種差別に反対の人はシェアしよう】との呼びかけ。
最初からイヤーな予感がしたんだけど、最後にぶち切れちゃった
こりゃどう読んでも100%フィクションだよね。
そう思わない?
しかし、これを事実として拡散させる意図はどこにあるのだろう。
不思議なんだよね、まったく。
これは新種のウィルスかね?
反差別とうたいながら、あからさまに逆差別してるもんね〜。
なぜ100%フィクションと言い切っちゃうかと言うとね、
以下の点がまったく見えないからなのよ。
��素朴な質問>
まず、出展がわからない。
執筆したのはどこの誰なんだろう?
英語で執筆したからって、母国語が英語とは限らないからね〜
人種は? 国籍は?
で、執筆者は機内ではどこらあたりの席にいたのだろう?
かなり近くにいないと、こんな細かなディテールは聞き取れないからね〜。
次にこれはいつの時代の話だろう?
1950年代のアラバマのバスの中ならあったかもね〜。
アパルトヘイト廃止前の南アフリカでの話?
あり得ないか、初めから分離政策だから・・・
白人女性。
��0代とおぼしき妙齢の白人女性とは、どこの国の人だろう?
白人だからと言ってアメリカ人とは限らないからね。
ボクはアメリカで妙齢な白人女性に出会ったことがないので、すいません。
黒人男性。
その黒人は英語を解さなかったのだろうか?
耳が聞こえない障害を持っていたのだろうか?
それともiPodで音楽かなんか聴くのに夢中で、
白人女性の反応に気付かなかったのだろうか?
普通は黙っちゃいないよ、黒人。
スゴミのあるおばちゃんと気弱な黒人青年って感じかしら。
妙齢な黒人男性だったのかしら?
アテンダント。
航空会社のシステムに詳しくないんだけど、
座席の有無ってを機長に確認するものなのかしら?
で、「ファーストクラスには空席があるとのことでございます」ってことは、
現場のアテンダントは座席の状況は把握していないものなの?
でね、ここがすごいんだけど、
「お客様が不愉快なお客様の隣に座って道中を過ごさざるをえない、
という事は 当社にとって恥ずべき事」って言っちゃう航空会社はどこ?
すばらしい。
ぜひとも搭乗してみたい。
不愉快なお客様の隣に座ったことなら何度もあるからね。
近くの乗客。
それまで傍観していて最後に歓声をあげた乗客って、どこの国の方々だったのだろう?
日本人ツアー客?
最近なら中国人ツアー客かな?
でも言葉がわからないから違うか。
アメリカの国内線ではなさそうだね。
そんな振る舞いしたら、白人女性は袋だたきにあうもんね。
スタンディングオベーションを送った人もいたらしいけど、
でも、座席でやるのは狭過ぎないか?
そもそもスタンディングオベーションする元気があるなら、
黙ってみてないで最初に注意しろよ、席変わってやれよ、とボクは思うけど、違う?
最後に写真。
これって本物の現場写真ですか?
執筆者は、ことの顛末を傍観していただけなのに、写真だけは撮ったんだ?
それとも、自分の一文を飾るためにイメージ写真を添えたの?
ま、だいたいそんなところ。
うっかり読んでしまい、また、こんなことを長々と書いているオイラ、という
情けない図なんだけど、誰か、疑問に答えてくれないかな〜。
そういや、白人と黒人の部分を他の人種とか、国籍、民族に置き換えると、
世界共通の普遍的なジョークになるね。
��0代とおぼしき妙齢の栃木県人の女性が機内で席につくと
彼女は自分の隣が茨城県人の男性であるという事に気がついた。
あはは。
��字工事のネタだな。
Facebookでシェアしてくれた友人たちへ、心を込めて、
ごめんね、ごめんね〜[emoji:v-421][emoji:v-436]
0 件のコメント:
コメントを投稿