Hくんの振る舞いを形容する時に必ずもちだすのがそれ。
「ダメだよ、なに言っても。<エースで4番>だから」
「<エースで4番>だもん、話聞かないよ~」
「この間仕事の打ち合わせしたら未だに<エースで4番>」
Hくんはボクが作っていたSNOOPYの花形選手だった。
投げてよし、打ってよし。
頭が切れて、ユーモアがあって、背が高くて、
ま、ある意味、カッコよかった。
<エースで4番>ぶりは、仕事でも遊びでも発揮され、
仕事では某放送局でトップクラスの出世をとげ、
遊びでは、全国津々浦々の女性に剛球を投げ込んできた。
昨日、久しぶりに渋谷のお好み屋でHくんと飲んだ。
相変わらずの<エースで4番>ぶりで、
「おまえが店のスタッフ仕切るなよ!」って感じ。
Hくんの目下の対戦相手は離婚問題。
双方、DH(弁護士)を起用して調停中ではあるけど、
ま、どうひいき目に観ても悪いのは<エースで4番>。
仏の顔も3度、などという一線はとっくに越えており、
さすがの温厚な仏も、度重なるサイン無視に
怒り心頭のよう。
どうなんだろう、<エースで4番>って人生は?
そんなお立場とは生涯無縁で、
控え投手で9番、って感じのボクには、
捕手のサインには絶対に逆らってはいけないということが
骨の髄までしみ込んでいるけどね・・・
ホントか?
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