そんな鬱々とした思いで、日々お過ごしのことと存じます。
お元気ですか?
「はたらけどはたらけど 猶わが生活(くらし)樂にならざり ぢつと手を見る」 そんな一節が身にしみる今日この頃です。
励まし合って生きていきましょう。
あるいはまた、
安酒場の片隅で「政治が悪い」とかボヤキつつ、
ホッピー飲みつつサキイカでもくわえ、むせび泣きましょう。
結論から言いますと、今日の試合結果です。
対CHAMPS。
ボールボーイカップRound1の最終戦です。
V 1150000 7
C 2000501 8
サヨナラ負けでした。
満塁で押し出しの死球。
まったく避ける意志のない打者の脇の袖をかすめた、本人ですらかすめた自覚がないほどの、遠くの方で落とした針の音のごとく、耳をすましてもほとんど聞き取れない、袖とボールのコンマ数ミリの接触。
それを「死球」と呼ぶことさえためらわれる死球を与えてのサヨナラ負けです。
岡本投手は泣いていました。
もっとも、振り返ってみれば、
一度は7対2とリードしておきながらの逆転負けです。
先発でボクは5回まで投げました。
失点7、自責点1、限りなく0に近い1です。
そうです。
お察しの通り、野手のエラーがことごとく失点に結びつきました。
投げれども投げれども 猶わが投球・・・・・ということです。
しかしエラーは攻められません。
誰もが犯しうる業でございますから。
マウンドから「バカ!」などと叫んではいけません。
人間として恥ずかしいことです。
何も言わずに黙って絞め殺す。
そういうこともやってはいけません。
「誰かの責任ではなく、チーム全員の責任」なのです。
みんなが悪いのです。
「え~! ボクも悪いの~?」
そんなことを言ってはいけません。
まわりのみんなも私も悪いのが酒井奥さま。
私だけは悪くないのが矢田奥さま。
己れを正統化することはとても恥ずかしいことだと思います。
はたらけどはたらけど、報われないのが人生であると、謹んで肝に銘じておる次第です。
「真夜中に ふと目がさめてわけもなく 泣きたくなりて 蒲団をかぶれる」
これがわたくしの野球人生と実感する今日この頃でございます。
8月9日、野球の日
ケニ木
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