20年ほど前の新築マンションのモデルルームには、作り付けの本棚があって、百科事典や文学全集の空のカバーが飾られていた。
書斎っぽい雰囲気がウリで、渡されたパンフレットには、
「上質な知の空間という贅」
ってなことが書いてあった。
今やそんなマンションは販売されない。
誰も本を読まないからだ。
「心地のよいプライド 下界を見降ろす小宇宙」
「タワーdeマンション」とかに改名したら、と近所の80歳代のオーナーに提案しているのだが、なかなか納得してくれない。
多和田荘のままでいいと。
「カノッサの屈辱」という昔のテレビ番組。
アカデミックな教養番組の体裁をとりながら歴史的な事象をパロディ化。
知る人ぞ知る、面白い番組だった。
講義を行う教授の冒頭の決まり文句。
似たような画像を発見した。
背景にずらっとある本は本物に見える。
それも、学術書や専門書、辞典や全集ばかり。
文庫本のような枠もあるが、おそらく東野圭吾や池波正太郎はないと思う。
グルメ本やビジネス啓発本、IT関連本、「おぼっちゃまくん」もないと思う。
全部読んでいるなら尊敬に値する。
すごい読書家に違いない。
もしもパロディ画像だったら、それもまたユーモアがあってよろしい。
世界中に笑いを振りまいて、エライぞ、UNちゃん。
動画だったら、ユーチューバーとして食っていけるのに、惜しいな。
スイスに留学経験のある34歳。
西側諸国の事情はよ〜く知っている。
バカじゃない。
「トランプと一緒にしないでくれよ」と言いたいだろうな。
さて、こちらはそろそろ捨てる作業開始。
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