18歳のとき、立川の米軍基地に遊びに行きました。
ゲートでチェックを受けて中に入ると、まるで別世界。
テレビでしか見たことのないアメリカがそこにありました。
偶然に知り合って仲良くなった15歳と11歳の兄妹。
その二人に招待されて基地内へ入ったのでした。
基地関係者が住み暮らす一画には芝生が敷き詰められ、
2階建てのハウスがゆったりと立ち並んでいました。
ボクはその家で半日ほど過ごしたのですが、
その時、妹(名前は忘れた)が聴かせてくれたのが、
ジャクソン5のLP。
ボクはその時、初めてマイケルの声を聞いたのでした。
ボクの息子は物心が付くか付かないうちから、
志村けんの「バカ殿」が大好きで、
録画したビデオを繰り替えし、繰り返し観続けて育ちました。
劇中に出てくるスリラーのパロディを
ゲラゲラ笑いながら、時に振り付けを真似たりして、
遊んでいたのでした。
息子が18歳を過ぎた頃、YouTubeで偶然に
本物の「スリラー」の映像と出会いました。
雷に打たれたような衝撃を受けたそうです。
「これが本家だったのか~」と。
以後、息子のiTunesの中に、デビューから今日に至るまでの
マイケルの楽曲のすべてが納められました。
どんなことにもいつかは終わりがあるわけで、なのです。
マイケルが死んで、いろいろな思い出が蘇りました。
思い出は作るものではありません。
ふと蘇ったもの、それが思い出なんですね。
世間は鬱々とした様相を呈していますが、
一日、一日を楽しく生きていきましょう!
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