2009/06/26

マイコーの思い出

18歳のとき、立川の米軍基地に遊びに行きました。

ゲートでチェックを受けて中に入ると、まるで別世界。
テレビでしか見たことのないアメリカがそこにありました。

偶然に知り合って仲良くなった15歳と11歳の兄妹。
その二人に招待されて基地内へ入ったのでした。

基地関係者が住み暮らす一画には芝生が敷き詰められ、
2階建てのハウスがゆったりと立ち並んでいました。

ボクはその家で半日ほど過ごしたのですが、
その時、妹(名前は忘れた)が聴かせてくれたのが、
ジャクソン5のLP。

ボクはその時、初めてマイケルの声を聞いたのでした。

ボクの息子は物心が付くか付かないうちから、
志村けんの「バカ殿」が大好きで、
録画したビデオを繰り替えし、繰り返し観続けて育ちました。

劇中に出てくるスリラーのパロディを
ゲラゲラ笑いながら、時に振り付けを真似たりして、
遊んでいたのでした。

息子が18歳を過ぎた頃、YouTubeで偶然に
本物の「スリラー」の映像と出会いました。

雷に打たれたような衝撃を受けたそうです。
「これが本家だったのか~」と。

以後、息子のiTunesの中に、デビューから今日に至るまでの
マイケルの楽曲のすべてが納められました。

どんなことにもいつかは終わりがあるわけで、なのです。

マイケルが死んで、いろいろな思い出が蘇りました。

思い出は作るものではありません。
ふと蘇ったもの、それが思い出なんですね。

世間は鬱々とした様相を呈していますが、
一日、一日を楽しく生きていきましょう!


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