数年前、うちの近所のタイ焼き屋の親父が1億円を当てて、店を閉じて2週間寝込んでしまったことがある。
当人は秘密にしていたつもりだったんだが、
噂はすぐに広まってしまった。
噂の出元は銀行ってんだから、困ったもんだ。
そのタイ焼き屋、今では何ごともなかったかのように、
相変わらず律儀に黙々とタイ焼きを売っている。
1個120円。
そんなことを知ってか知らずか、
店の前には行列がいつもできている。
ボクは時々タイ焼きが食べたくなるのだが、
その店では絶対に買わないことにしている。
その店のタイ焼きのうまさは知っているんだけど、
こいつ1億円もっているな~と思うと、
なんとなく買う気が失せるんだよね。
これって理屈じゃないの。
なんかその親父に120円を渡す気になれないんだよな~。
のど元まで出かかっているの、台詞が。
「てめ~、少しはおまけしろ~!」
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