大宮健保62面。 ストロングカップ。 対BRAUNS戦。
B 1110001 4
D 1000200 3
この日はボクがサインを出す役目。
6回裏、同点で1死1塁の局面。 代打山ちゃん。
ここで考えられる作戦は、
1、山ちゃんを自由に打たせる。
2、バントをさせて2塁へ走者を送らせる。
3、ヒット&ランをかける。
4、走者に盗塁をさせる。
さて、どの手を打つのがベストか。
相手投手の状態は。 自軍の選手の力量は。
ヒットの出る可能性は。 バントは成功するか。
ヒット&ランが決まる(2塁に走者が残る)確率は。
ダブルプレーの危険性は。
ざっとこんなイメージから測定して、ボクは2のサインを出した。
結果はバントが投手ライナーとなりダブルプレー。
最悪の結果に終わってしまった。
試合後、この作戦に対して反省会でご批判を浴びた。
そのまま打たせるべきだった、という意見が大半。
バントでよかったのだ、という意見が少々。
こういう意見交換はすごく面白くて、楽しい。
人の意見を聞き、自分の意見をはっきりと言う。
ドミニカデビルレイズならではの醍醐味だ。
さて、帰宅後、改めて考えてみた。
ためしに愛人に意見を求めたら、
「そんな作戦はセコいよ」とひと言。
「バカモノ、だから女は野球がわかっとらん」
とぶつぶつ言ったものの、自信がぐらつく。
バントも攻撃的な手段だし、
決勝点となりうる2塁走者は相手に脅威を与える。
だが、ベストの作戦だったのか。
あの場面での別の選択肢、
1、代打山ちゃんを自由に打たせる。
2、カウントによってエンドランをかける。
3、山ちゃんを代走に起用して走らせる。
4、代打を送らず、半ちゃんを自由に打たせる。
5、カウントによってエンドランをかける。
6、2死2塁もしくは1塁で山ちゃんを代打に起用する。
攻撃的なカードがいっぱいあったな~と思う。
山ちゃんの思い切りのいいスイングが、
ひょっとしたら大きな結果を生んだかも・・・
半ちゃんがレフト戦に流し打っていたかも・・・
・・・とまあ、そんなことも考えてみるのだが。
結果がすべてだから采配ミスと言われても仕方ない。
世間のご批判を浴びて、代表監督は成長するわけだ。
でも本当のボクのミスは。
せっかくの休日に、楽しみにしてた野球に参加して、
やっと代打でまわってきた1打席でバントのサイン。
これはイカンだろ。
1打席しか出番がないなら、そこに
しびれるような舞台を用意する。
このことよ。
男の花道ってのは大事だ。
そこに気がまわらなかったボクの決定的なエラー。
反省してます!
0 件のコメント:
コメントを投稿