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2016/06/02
とっておきの女を連れて行きたい店
仕事を終え、中途半端な時刻に暇になってしまった。
渋谷で4時。
��時じゃないぞ。
♪今日は渋谷で5時。ふたりでサボタージュ♪
アホくさい歌があったっけな。
100人中100人の年寄りが言う。
「むかしの渋谷はよかった」と。
そりゃオレも言いたいよ。
だけど、どうにもならんことでスネてると思われるから、言わない。
しかし面白くもなんともないな、渋谷。
緊張感はないし期待感もない。
このなんとも薄まったような空気感。
ただの観光地に成り下がってしまったようだ。
そのむかし通っていたロック喫茶に行ってみた。
まだあるんだよ、明智くん、当時のままで。
ここだけはいいぞ。
70年代の空気が今も漂っているからな。
キミも行ってみたいだろ。
場所?
さあ、どこかな。
昔のままさ。
この店の特徴は70年代のアメリカンロックしか流さないことだ。
ブリティッシュはもちろんなし。
アバ?
ありえない。
音源はレコード。
いいよ〜。
針を置いた瞬間の「プチッ!」ってのがたまらないぞ。
オレにとって懐かしい曲は閉店ソング。
あの頃は、ロッド・スチュワートのセイリンが毎日かかっていた。
今でも?
どうやら違うらしい。
そりゃそうだな。
閉店時刻までいてリクエストしようかと一瞬考えたが、
次回のお楽しみにした。
とっておきの「女」を連れてきて、この曲をバックに店を出る。
その続きは・・・ってことだな。
言わせんじゃないよ (^_-)
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