2011/02/10

「八百長」でなぜ悪い?

前回書いた内容から、
ボクが「八百長」の否定論者と思われた方がいるでしょうが、
実はそんなことはないんですよ。

元々、大相撲は「スポーツ」ではないという持論なので、
勝敗に写真判定すらもいらないと思っています。

「神事」という言われ方があって、
確かにその伝統上の儀式や言葉もいっぱいあるのですが、
ボクの子どものころから見ている感覚では、
「興行」という見方の方が納得できますね。

あやしい取り組みがあった時、
我が家では、死んだ爺さんも親父も、
負けた力士に対して「弱いな~」というよりも、
「ヘタクソだな~」と言ってました。

これ、負け方が下手という意味ですね。

��勝7敗の千秋楽。
どんな風に上手に勝負をつけるか。
これが高等テクニックなわけで、
ヘタクソな力士にかかると、
「おいおい、それじゃ、バレバレだぜ~」と
茶の間で全員がツッコミを入れたものです。

「ガチンコ」って言葉が相撲界にあるでしょ。
本気の勝負という意味です。
そんな言葉が存在するくらいですから、
じゃ、ガチンコ以外の勝負はなんなんだ、ってことですね。

そこを週刊誌がツッコンじゃったんですけど、
相撲協会はマジに反論してしまった。
裁判まで起こして・・・

15日間、巨漢の男たちが毎日ガチにぶつかりあったら
それこそケガ人続出ですよ。

だからね、上手にね、ケガしない様にね、うまくやってね。
そういうことなんです。

ま~、思うに最近は、
単純に小遣い稼ぎのためにとか、
動機に不純なのが多いんでしょうね。

要するに、お客を無視してるわけです。

今後、大相撲がどうなるかわかりませんが、
改めて「興行」と割り切って、
「小粋」にやっていただきたいと思う次第ですな~。

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