2008/04/22

ボクの憧れ

競泳の山本貴司選手が引退を表明した。

アテネ五輪で銀メダルをとり、
一度は引退したが、3年のブランクを経て、
20日、北京五輪代表選考会に望んだ。

結果は4位となり、その選からもれた。
「時代は流れた。もう、僕が泳ぐ場所はない」
レース後の弁は彼らしく、すがすがしいものだった。

同じ20日、KCロイヤルズの野茂英雄投手が
戦力外通告を受けた。
今後の去就はまだ決まっていない。

確かに、時代は流れた
泳ぐスピードは落ちただろう。
球威も衰えたかもしれない。

トッププレーヤーにとっての居場所には限りがある。
どれほど名声を博しても
いつしかその場を去らねばならぬ日が来る。

思えば、この13年間。
野球はもちろん、仕事でも、生活でも、
野茂投手の投げる姿が、
どれほどボクの心の支えになっていたか。

気の利いたコメントはいらない。
さわやかな明るい笑顔もいらない。

戦っているその姿。
その姿を見ているだけで励まされる存在。

そんな男にボクは憧れ続けている

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