2011/04/13

そんな豪速球とれないよ〜

「愛してます」
なんて言ったことないし、言われたこともない。

言ったって本気にされないし、言われたって本気にしない。

歌の文句では「愛」とか「ラブ」とか、
けっこう使われてるけど、実際はどうなのかな~?

ストレートな表現て、実は案外、胸に響かないんじゃないかな~。

「好き好き好き」ってのは実は大したことなくて、
「嫌い嫌い嫌い」ってのが実はその反対だったりね。

あるでしょ、
「もうあんたなんか大嫌い」といいながら胸に飛び込んでくるパターン。
ない?
これも歌の世界か?

ともあれ、他人に思いを伝えるのに、バカ正直に直球ど真ん中ってのは
あまり有効とは言えない気がするな。

♪上を向いて歩こう 涙がこぼれないように♪

なにげないフレーズが人によっていろいろな思いを抱かせ、
人それぞれの糧になっている。
直接的でなくても強く訴えかけてくる言葉ってのがあるんですよね。

60年近くも前の曲ですが最近よく聞かれます。
ボクは中学校1年生の時、卓球部の島崎さんに失恋して、
学校から帰る道すがら、本当に泣きながら歌った記憶があります。

かわいかったな~、島崎さん。
かわいかったな~、オレもニコニコ

斉藤和義氏が最近歌っている反原発ソング。
「ずっとウソだった」
これが直球ど真ん中なんですね。

言っていることは確かにそのとおりで、
ACの広告に出るよりは、はるかにご立派なのですが、
残念なのは、どうにも球速が早過ぎて捕れないんです。

和義氏にはこんなステキな曲があるのですから、
ムキにならず、この曲をゆる~くほおってくれたら、
きっとたくさんの人が受け取ってくれると思うんですが・・・



この曲こそ反原発の強いメッセージになったのに、残念。
あれですな、ちょっと熱くなっちゃいましたね、和義氏。
気持ちはすご~くわかるし、人間臭いし、
この人のことほとんど知らなかったのに、好きになっちゃいましたよ。

ps
「ずっとウソだった」をここにアップしようと思ったら、
Youtubeやニコニコ動画からは消されてました。
表現の仕方に問題はありますが、あくまで考え方の違い。
それを封じようとする、未だに官僚的な、国歌権力的な発想する連中が
いることに腹が立ちます


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