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2014/11/20
健さんがボクに残したもの
「ケンさんにひっかけてケニさんとしたんです」
というのはウソです。
年齢的には、ま、いいか、と思う次第。
走り続けた人生。
うらやましいし、見習いたい。
任侠映画が嫌いで、若き時代の健さん映画はほとんど観ていない。
観ることを拒否していたんです。
ターニングポイントは
「幸せの黄色いハンカチ」
この映画のすばらしさは、あちこちで語ってきたから、
いまさら多くは語らない。
酒でも飲みながらだったら、いくらでも・・・
飲みにいきますか〜?
ちょっとだけ語るなら、
当時の桃井かおりは、今ならさしずめ沢尻エリカ。
気取っていて、生意気がウリでのような存在。
当時の武田鉄矢は、消える寸前の田舎出のフォーク歌手。
みすぼらしい風体と貧弱な歌唱力に苦笑いするしかない存在。
当時の高倉健は、芝居がワンパターンなヘボ役者。
演じる役柄に人気があっただけの存在。
山田洋次監督の大胆なキャスティングと演出の絶妙さが、
��人の新たな魅力を引き出し、新境地を開かせました。
それはもう驚くしかなかった。
ワンシーン、ワンシーンがもう素晴らしくて、
ボクの人生で3本指に入る邦画作品となってます。
ちなみにもうひとつ。
武田鉄矢の演じた登場人物の名前が「欽也」。
「キンちゃん」
ボクと同じ名前で、当時のボクも(一部では今でも)そう呼ばれていました。
感情移入しないわけにはいかなかった。
ラストシーン。
健さんが女房の倍賞千恵子の元へ帰り、対面するシーン。
ロングだけで映しだした丘の上の二人の動き。
思い出すだけで泣けてきます。
この曲にインスパイアされて映画ができたのです
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