2018/03/24

「連れて逃げてよ」と軽く舞ってみた



先週末から外国人観光客が我が家に宿泊している。

インド系のアメリカ人。
Appleの社員だ。
Apple Watchをしているから、たぶん間違いないだろう。

聞けば、アメリカ生まれでアメリカ育ち。
大学を3つも出ているんだとか。
会社ではなにをやってるんだと聞いたら、秘密だと。

信用されてないな。
写真を撮ってもツィッターやFacebookに載せるなと言われた。

冗談じゃない。
そんな軽率な男に見えますか?

見えるから釘を差されたんだろうな。
納得。

このあと、広島、京都、金沢へ行くそうだ。
3週間のバケーション。

バケーションの間はいっさいメールチェックをしないんだとか。
すごいな、本当にバケーションなんだな。
へんなところに感心した。

金閣寺や永平寺を観る前に、まず帝釈天を見せておこうと、柴又へ行った。

どうだ、これが日本で最も有名なお寺だ。
なんたって48本もの映画で舞台になったんだぞ、と。

市川サイドに無料の駐車場があって、
そこにクルマを停めて矢切の渡しに乗って帝釈天へ。

どうだ、『地獄の黙示録』のオープニングみたいだろ。
ワクワクするだろ。
「ふ〜ん」ってな感じで、たいして感動していなかった。

いや、本当はな。
惚れた女の手を引いてさ、江戸からみちのくへの逃避行。
その一歩目がこの渡し舟なんだよ。

「連れて 逃げてよ ついておいでよ」
軽く舞って見せたら喜んでいた。

大和屋で天丼、高木屋でダンゴを食わせた。
草だんごより醤油ダンゴが美味いと言っていた。

柴又駅前に鎮座する寅さんの銅像を見て「誰だ」と聞くから、
「日本のスティーブ・ジョブズだ」と言ったが、信じたかな。




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